"KSB"(Kochi Startup BASE)のレポート

こうちマイプロジェクト道場♯5
~自分の思いを見つめ、マイプロジェクトを描く~

連続講座のこうちマイプロジェクト道場。5回目では、わたしの変化編・ACTION編として振り返りをおこないました。

2019年11月5日、「こうちマイプロジェクト道場」がKochi Startup BASE®︎(以下KSB)にて開催されました。このイベントは、一人ひとりが自分のライフヒストリーと紐づいた自分自身が本当にやりたいこと(will)に向き合い、仲間と共にその第一歩を踏み出し、そこでの気づきを対話を通じて深め、さらにアクションを重ねながら、起業や事業創造、プロジェクト実践を進めていく連続講座です。

【マイプロジェクトとは】
マイプロジェクト(マイプロ)とは、「一人ひとりが自分とつながり、仕事とつながり、地域や世の中とつながり、一歩踏み出す背中を押す手法」です。
私たちは日々暮らす中で、 「漠然といつかはこういうことをしたい」といった想いや、身の回りで起こった出来事やニュースを見て不満を抱いたり、「もっとこうしたら良いのに」、「どうして変わらないのだろう」といった違和感や想いを持ったりします。
“マイプロ”は、そんな「わたし」が感じている些細な問題意識や違和感、疑問に素直に耳を傾け、その「何か」を「プロジェクト(Project)」の形にして、「やってみる」ことから始まる、自分と仲間、世の中の変化を仲間同士で面白がり支え合う取り組みです。

チェックイン
今回は男性2名、女性4名の計6名の参加がありました。

モデレータより各自にシートが配布され、本日のワーク「わたしの変化編・ACTION編」についての説明がありました。
最終回ということもあり、受講生たちは落ち着いた様子で、回はスムーズに進みました。

わたしの変化編・ACTION編(リフレクション)
チェックイン時にモデレータより手渡されたシートに各自記入していきました。
わたしの変化編として「講座を通じて生まれたわたしの変化」、「変化があったきっかけ」、「どんなメッセージがうれしかったですか」という主観的な問いと、「MEの変化でプロジェクトに与えた変化は?」、「変化によって周りにどんな影響が生まれた?」と客観的な視点での問いがありました。

また、ACTION編では「今までのアクション」いつ、どんな行動をして、どんな気づきや変化があったかを時間軸に沿ってできるだけ具体的に箇条書きで書いていきました。
こちらには、「これからしたいアクション」、一緒に○○しようというような「他の人が関われること」の問いがありました。

それぞれが蔦屋書店内の好きな場所に移動し、手帳や日記・自身が投稿したSNSなどを見返すことで、振り返りをしながら記入していきました。すぐに書き終わる人、自分のペースで書く人、時間が足りなかった人など様々でしたが、時間いっぱいまで自分の想いを言語化しました。

わたしの変化編・ACTION編(発表)
リフレクションの時間が終わり、席に戻りました。発表したいという人から積極的に手を挙げ、順番に発表していきました。

講座に来てくれた講師のキーノートに感銘を受けて「“自分も負けていられない”と奮起した」、「原点回帰、次のステップ」、「自分の意思を人に伝えるようにした」、「○○がしたい」などポジティブな意見を話す受講生が多く見られました。
また「気分が悶々とすると年単位で部屋が片づけられなくなる。でも、掃除がやっとできました。自信がもてました」と、清々しい表情を見せる受講生も。
中には、「ちょっとまだどうしたらいいか分からないかも」という、正直な意見もありました。

モデレータからの指示がなくても、発表を聞く側が自ら付箋に手を伸ばし、気づきや疑問をどんどん言語化していきました。

フィードバック
発表が終わるごとに、一人ずつフィードバックを行い、発表者に対しての疑問、「なぜ?どうして?」といった積極的な投げかけが多く行われ、受講生は自分なりの思いを答えていきます。
答えて終わり、にせず「他人を通した自分」から「自分についての知識」という、自己認識を深めるためのキーを探し出し、「より深い自己認識」を目指していくことが、今後の課題になりました。

また、モデレータのフォローや周りからフィードバックをもらうことで、「自分の知らない、新たな自分」を、他人を通して発見し、思わず涙ぐむ受講生も。暖かく見守る周りの受講生の姿が印象的でした。

チェックアウト
最後にチェックアウトを兼ねて、机の上にバラバラに並べた60個程度の単語カードの中から「自分に足りないもの」を3つピックアップし、メモに書き込んでいくワークを実施しました。

最終のワークだったので、終了する安心感からか、緊張が解けリラックスした様子でした。単語を記入したメモはこれからの自己理解のためのツールとして、各自持ち帰りました。

今回は、マイプロ発表後に手渡すメッセージカードの代わりに「この単語を相手に送りたい」、「相手はこれを求めているのでは」と感じる単語を付箋に書き、自分以外の一人一人に1枚ずつ手渡しし、マイプロジェクト1期・全5回連続講座が無事終了しました。

総括
5回連続講座が無事終了し、ほっとしました。
講座に来てくださった講師の方からも多くの貴重なお話をいただき、私自身も大変励みとなりました。また、受講生の多くが講座前よりも気づきや学びを多く得て、これからも前進していくのだろうという姿を想像することができました。
次回、マイプロ道場・2期もどんなことに出会えるか楽しみにしています。

(レポート:時久あすか )

お問い合わせ
Kochi Startup BASE®️
住所:〒781-0084 高知県高知市南御座90-1 高知 蔦屋書店3F
運営:エイチタス株式会社 高知支社
Mail: ksb@htus.jp
Webサイト:http://startup-base.jp/

イベント詳細

※この講座は5回連続講座です。
各回での受付はしていませんので、ご了承ください。

【今日からわたしを歩んでみよう】

こうちマイプロジェクト道場は、一人ひとりの本当にやりたいことを対話とアクションを重ねながら進める学び合いの場です。

今回は、自分らしい生き方で全国各地で挑戦を続けているゲストを迎え、彼らのストーリーを共有しながら、参加者一人ひとりの想いを掘り起こしていきます。

 

【マイプロジェクトとは】
マイプロジェクト(マイプロ)とは、「一人ひとりが自分とつながり、仕事とつながり、地域や世の中とつながり、一歩踏み出す背中を押す手法」です。

私たちは日々暮らす中で、 「漠然といつかはこういうことをしたい」といった想いや、身の回りで起こった出来事やニュースを見て不満を抱いたり、「もっとこうしたら良いのに」、「どうして変わらないのだろう」といった違和感や想いを持ったりします。

 “マイプロ”は、そんな「わたし」が感じている些細な問題意識や違和感、疑問に素直に耳を傾け、その「何か」を「プロジェクト(Project)」の形にして、「やってみる」ことから始まる、自分と仲間、世の中の変化を仲間同士で面白がり支え合う取り組みです。

「本当のわたし」がずっと思い続けていた夢や好きだったけどいろんな理由で諦めてしまったこと、ずっと心の中に引っかかってたけど見てみぬふりをしたり、やり過ごしてきてしまったこと。社会や周りの期待や求めていること、自分が持っている知識やスキルはもちろん大事だけど、子どもの頃のように、周りの目や評価を気にしないで、「自分の好き・やりたい」っていう想いに正直に向き合い、一歩踏み出すことを仲間と共に目指すことがこの講座の目的となります。

慶応大学SFCの井上英之研究室からスタートしたマイプロジェクト手法は、現在、全国の大学教育、高校におけるキャリア教育のほか、起業家育成や企業の人材育成など、様々な場面で活用され、注目を集めています。

※マイプロジェクトについては、以下のサイトもご覧ください。
マイプロ研究会ホームページ
全国高校生マイプロジェクト
中小機構中小機構TIP*S マイプロジェクト道場

【マイプロジェクトの進め方】
マイプロでは自分のライフヒストリーを書き出すME編と、自分と紐づいた具体的なプロジェクトを書き出すプロジェクト編という2枚のシートを使い、対話とアクションを重ねていきます。

知識やスキルを誰かが教えてくれるのではなく、自分自身で行動し、仲間やメンターからのサポートを受けながら、「本当に自分がやりたいこと」に取り組んでいきます。

講座は基本的に、対話→実践→伴走を繰り返しながら進められます。

 

参加費:

社会人 ¥10,000(税抜)

大学生・専門学校生 ¥5,000(税抜)
※大学生・専門学校生については、下記ページから申し込みください。
https://select-type.com/ev/?ev=lio6xTtkfak

高校生以下 無料
※高校生以下の方は、下記ページから申し込みください。
https://select-type.com/ev/?ev=kLwKbVAgWqI

 


主催:Kochi Startup BASE®(運営:エイチタス株式会社)
Mail:ksb@htus.jp

※本講座は、令和元年度「創業支援事業者補助金」を活用して開催されます。