第10回目となる、こうち女性起業家応援プロジェクト 連続セミナー#10『クリエイティブは特別な仕事？わたしが映像で社会変容を目指す理由』をテーマに、寺井さんにお話していただきました。

2019年12月16日、「こうち女性起業家プロジェクト＃10」がKochi Startup BASE®︎（以下KSB）にて開催されました。「こうち女性起業家応援プロジェクト」は、講師からの一方的な話題提供というスタイルではなく、参加者も自分の想いや考え、気づきを、対話を通じて共有していく参加型スタイルで進められました。

＜ゲスト講師＞
寺井 彩 さん（EXIT FILM inc. プロデューサー / PR）

＜プロフィール＞
英大学院修士卒。
映像・写真を媒介とした社会的弱者のエンパワメントやアドボカシー手法を学ぶ。
現在は映像プロダクション EXIT FILM inc.で、エンターテインメントと社会性の両軸を持つ、広告や企業ムービーの営業/プロデュースを担当。

チェックイン
まずは、参加者の方々の自己紹介から始まりました。それぞれお名前と所属、参加動機と今の気持ちを発表してもらいました。

今回は、映像に興味を持っている方やクリエイティブの仕事に関わっている方、異業種の方など、20代～50代までの幅広い年代の男女にご参加いただきました。

寺井さんの講演『クリエイティブは特別な仕事？わたしが映像で社会変容を目指す理由』
その後、寺井さんの講演がスタート。自己紹介を含めた、ご自身のこれまでのお話しと現在勤めている会社との出会い、大事にしていることなどをお話しいただきました。

最初に簡単に略歴を話したあと、影響を受けてきた女性リーダーやクリエイターを紹介してくれました。寺井さんが表現することや伝えることに興味を持ったのは、高校生のとき。そのときに出会ったのが、フォトジャーナリズムでした。その出会いをきっかけに、見えない存在を伝えることの重要性やおもしろさに関心を持つようになりました。

大学進学後の2012年。東日本大震災後、世の中は社会起業家やソーシャルビジネスに注目が集まっていた頃。伝え方や社会課題へのアプローチの仕方、見せ方が色々あることを学び、その中で影響を受けた女性起業家も複数いました。
様々な女性たちから影響を受け、大学院に進学。初日に出会った先生にインスピレーションを受けて、コース変更をし、コミュニケーションについて勉強することに。その中で、参加型映像制作を知り、学び、その手法に魅せられていきました。

その後、地方創生が盛んだった2016年に、ある課題感を抱きました。それは地域のプロモーション動画に、その土地の文化や営みが現われていないこと。そんな中、クリエイターと地域が共創しながら、その土地固有の資源や文化を外に開いていく取り組みを行っていたのが、『EXIT FILM』でした。
後半は、『EXIT FILM』について、これまでの仕事を通して気づいたこと、そしてご自身が大事にしたいことなど、色々な話題をお話しいただきました。

対話の時間
寺井さんの講演が終わったあとは、感想のシェアを行いました。
その後、参加者それぞれが講演の内容等について、疑問に思ったことや深く聞いてみたいことを寺井さんに質問しました。

チェックアウト
チェックアウトでは、セミナーを受講した感想やこのセミナーの後どんな行動を起こしてみたいか、など一人ずつ発表していただきました。
「今回のお話を自分に活かすにはどうしたらいいのか、まだわからないので、咀嚼して取り込みたい」という前向きな声や、寺井さんのキーノートが「とても参考になった」という声まで。様々な立場の参加者にとっても気づきの多い時間になったようでした。

※総括
映像という手法を使って、様々なことを伝えている寺井さんのお話しは、どんな職種の人にとっても「伝える」ということの大切さを実感したものになったのではないでしょうか。今後もどんな映像を作っていかれるのか、とても楽しみです。

（レポート：上野 伊代）

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