こうち100人カイギvol.2
まちで働く100人をきっかけに、まちの在り方や価値の再発見を目的に、ゆるく人を繋げる「100人カイギ」。
渋谷区を中心に開催されていた、このイベントが「こうち100人カイギ」として、ついにKochi Startup BASEに上陸しました。
100人カイギの一番の特徴ともいえるのが、「ゲストの合計が100人になったら会を解散する」ということ。100人の話を起点に、肩書や職種ではなく、「想い」でつながる、ゆるやかなコミュニティを作ります。
第2回となる今回は、高知で活躍するゲストを5人お呼びして、働き方やその思いについて語っていただきました。
オープニング・アイスブレイク
オープニングでは、スタッフの檜山から会場のKochi Startup BASEや、100人カイギの趣旨、今日のタイムテーブルなどについて紹介、4,5人でグループになり、自己紹介を目的にアイスブレイクを行いました。
ゲスト紹介のあとは、いよいよゲストトークが始まります。
人に喜んでもらいたい、その想いから―――中内晴香さん
株式会社PLEASIS Labora toryスタッフ 中内晴香さん
1994年高知県生まれ育ち。アルバイトをしていた飲食店で人に喜んでもらえる仕事の魅力を感じそのまま就職へと決断。 大学卒業間近から新店舗の店長に任命され学生店長として奮闘してきました。 現在は蔦屋書店のオルトという店で店長としてお客様に少しでも満足してもらえるように毎日を過ごしています。
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トップバッターを務めてくださったのは、
株式会社PLEASIS Labora toryスタッフの中内晴香さん。
アルバイトでの経験をきっかけに飲食店で働くこと、そして、人に喜んでもらえる仕事に就くことに魅力を感じたという中内さん。大学時代にインターンシップでクラウドファンディングに挑戦したことや、様々な地域の方と触れ合い、それぞれの人生や生き方について聞いた経験から、「自分のやりたいことは、人に喜んでもらうことだ」と気づいたそうです。
ある日、新店舗の店長に任命されたことが中内さんの人生の転機となりました。「Natural farm café 窯蔵」は倉庫をリノベーションした内装で、こだわり野菜を使用したメニューを提供するカフェ。オープン当初は辛いことも多くあったけれど、それを乗り越えて「人に喜んでもらうこと」をモットーに、現在は自身のやりたいことを行えているという中内さんの姿からは、初めてのことにも立ち向かってチャレンジを続けることの重要さを実感しました。
食を通してまちを元気に―――亀井亜里紗さん
佐川町地域おこし協力隊/さかわ発明ラボ 亀井亜里紗さん
岩手県出身。食の関連事業を展開するベンチャー企業を経て、2018年4月に高知県佐川町に移住。地域おこし協力隊として、デジタル機器をそろえたものづくり施設「さかわ発明ラボ」に在籍している。食や食にまつわる場をより創造的に工夫することでまちを元気にしたい!という想いのもと奮闘中。さかわ発明ラボを拠点に食を絡めたプロジェクトを企画している。 |
次のゲストトークは、
佐川町地域おこし協力隊/さかわ発明ラボの亀井亜里紗さん。
食を通したさまざまな取り組みが行なわれている佐川町で「食を通してまちを元気にしたい」という想いのもと活動されています。いくつか紹介してくださった取り組みのなかで、特に特徴的だと感じたのが「ディスコスープ」と「カレーエコノミー」。
ディスコスープとは、2012年にパリで生まれた「食糧廃棄をおいしい食事に」をキーワードに、規格外の野菜をスープにし、食べるという取り組みです。
次に、カレーエコノミーについて。佐川町では2月17日に『カレーエコノミーを回す会in 佐川町』というイベントが開催されたそう。実はこのイベント、こうち100人カイギvol.1にゲストとしてお越しいただいた佐藤翔平さんとのコラボイベントなのだそう。内容は、佐川町産のヒノキでカレースプーンを作り、そのスプーンを使って参加者で手作りしたカレーを食べるというもの。シンプルながらも「カレーエコノミー」という題のとおりに、地域の経済と人との新たなムーブメントを生む取り組みの興味深さから、トークに頷く参加者の方も多数でした。
「フェスと行政」の共通点とは―――尾崎康隆さん
高知県産学官民連携・起業推進課KOCHI STARTUP PARK 主幹 尾崎康隆さん
1981年高知県高知市生まれ。東京都立大学人文学部社会学科卒。東京都での民間企業勤務を経て、平成19年10月高知県庁へ入庁。土佐町での地域支援企画員等をへて、平成29年4 月から産学官民連携・起業推進課。KOCHI STARTUP PARK等の企画・運営等を担当。
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次のゲストトークは、
高知県産学官民連携・起業推進課KOCHI STARTUP PARK 主幹 である尾崎康隆さん。
尾崎さんの関心領域は上記の画像にて挙がっているキーワードのように、多岐にわたります。その中で今回とりあげてお話いただいたのが、「フェスと行政」というキーワード。「フェスと行政には共通点がある」「それは”あらゆる立場の人が(人生を)目一杯楽しむためのプラットフォームである”こと」と語ります。
その中で尾崎さんが主幹をつとめるKOCHI STARTUP PARKのお話に。PARKという言葉には、「いろんな人が使える、公園のような場所であってほしい」という想いが込められているのだそう。「フェスと行政」の共通点としてもつながりを感じるお話で、行政が市民にとってどのような存在であるべきかを考える上でも、とても興味深いトーク内容でした。
「元気がでたよ。ありがとう」の言葉を胸に―――花の家こなつさん
Laughter Yoga International University認定ラフターヨガティーチャー/ 社会人落語家 花の家こなつさん「笑いのチカラで こころもからだも元気に人と人とをつなげる」をテーマに、市民講座等での出張講演、笑いヨガレッスン、落語会の企画などで高知市を拠点に活動中。2017年より「高知の学生と社会人の落語ユニット・落語部」を主宰。☆HP「和らふ-waLaugh-」にてイベント情報など更新中! |
次のゲストトークは、
Laughter Yoga International University認定ラフターヨガティーチャー/社会人落語家の花の家こなつさん。
「身一つでみんなを元気に人と人とをつなげます」をテーマに活動されているこなつさん。今回は実際の笑いヨガも会場全体で体験しました。(上記写真)こなつさんは大学1年の際に母校のよさこいチームのスタッフを経験し、「高知に恩返ししたい。高知に貢献したい」という想いが芽生えたそう。活動として落語を初めて披露した日、ある年配の女性からかけてもらった「こんなに笑ったのは久しぶり!元気になったよ。ありがとう」という一言が、こなつさんの人生を変える出来事となりました。
また、活動の中では目標の変化があったと話します。「高知を元気に」という大きな目標を抱いていた時期を経て、今は「目の前の人を満たすこと」の大切さを実感し、現在は目の前の人を満たし、笑顔にすることを目標としていると笑顔で語ってくださいました。
1周年を迎えた、その先に―――篠田善典さん
TOMARIGI HOSTEL 代表 篠田善典さん
1987年高知県生まれ。関西大学 文学部地理・地域環境学部卒業。大学時代に47都道府県を旅で訪れる。製薬会社に勤務後、東南アジアを中心にバックパッカーを経験。帰国後、栃木県那須町で支配人としてペンション運営に携わる。その後、楽天株式会社にて宿泊施設様へのコンサル業務、ゲストハウスの開業支援等を経て、2018年3月に高知の菜園場商店街でTOMARIGI HOSTELを開業。県外のみならず海外からのお客様を受け入れる傍、イベントを半年間で約50回開催。「“発見”を生み“変化”を楽しめる」ような新しい形態の「宿」「場」「空間」づくりに取り組んでいる。
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次のゲストトークは、TOMARIGI HOSTEL 代表の篠田善典さん。
篠田さんの運営するTOMARIGI HOSTELは2019年3月で1周年を迎えました。元々、旅が好きで大学時代には47都道府県、そして卒業後には東南アジアなど海外にもバックパッカーとして足を運んだ経験があったそう。その後もサラリーマンとして宿泊施設に携わった経験から、2018年3月にTOMARIGI HOSTELを高知市菜園場商店街にオープン。この場所には、ゲストハウスに泊まりに訪れた旅行者だけでなく地元の人にも「”発見”を生み、“変化”を楽しめる場でありたい」という想いが込められています。
また、TOMARIGI HOSTELはその空間を通して、多くの人と人とをつないできました。開業して1年、TOMARIGI HOSTELではなんと、あわせて90回ものイベントが開かれています。篠田さんをはじめとしたスタッフの皆さんの暖かさがトークからも伝わってきて、TOMARIGI HOSTELに多くの人が惹かれ訪れる理由に納得する、そんなひと時でした。
ネットワーキング
ネットワーキングの時間では、ゲストを中心に参加者の皆さんが集まり、それぞれ自分の興味関心を共有したり、ゲストトークの時間に気になったことを質問したりしていました。笑い声が聞こえるところもあれば、深く話しこんでいるところもあり、「ゲスト」「参加者」「スタッフ」という垣根を超えて新しい交流が生まれていました。
総括
熱気に包まれる盛り上がりの中幕を閉じた100人カイギvol.2。
さまざまな地域で、さまざまな職種につく5人のゲストトークにはそれぞれが抱く「高知への熱い思い」がありました。
高知の新たな、面白い一面を感じ取ることができるひと時となったのではないでしょうか。
またネットワーキングでは、ゲストと参加者、そしてスタッフが対話を通し新たな出会いやつながりを生むことができたと思います。
こうち100人カイギは、残り18回!!!
次回vol.3は3/30(土)、次々回vol.4は4/24(水)となっております。
ぜひお誘いあわせの上、お越しくださいませ。
(レポート:西本 春菜)
問い合わせ
Kochi Startup BASE
住所:〒780-0084 高知県高知市南御座6-10 高知蔦屋書店3F
運営:エイチタス株式会社 高知支社
Mail:ksb@htus.jp
Webサイト:http://startup-base.jp/
イベント詳細
まちで働く100人をきっかけに、まちの在り方や価値の再発見を目的に、ゆるく人を繋げる「100人カイギ」
渋谷区を中心に開催されていた、このイベントが「こうち100人カイギ」として、ついにKochi Startup BASEに上陸です!
こうちで活躍するゲストを毎回5人お呼びして、働き方やその思いについて語っていただきます。
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